前回、「RPAにチャレンジしてみよう!」と思ったときに考えておきたいポイントの①をご紹介しました。
前回記事をまだご覧になっていない方はこちらからご覧ください。
今回は残りの2つをご紹介していきます。
導入体制を整えよう!
個人で使用する場合は、今使っているPCにRPAツールをインストールしても問題ないかなどを調べておきましょう。
PCのスペックが追い付いていないのにRPAツールを導入してしまっては、PC自体重くなってしまい使い物にならなくなってしまいます。
ですので、各RPAツール会社が推奨している基準のスペック以上は必ず必要になってきます。
企業ですとRPAの専門チームを発足するのが理想的です。
導入、開発、運用までを考え、IT部門だけに頼るのではなく、導入対象部門も巻き込んだチームが良いでしょう。
その時に注意してほしいのが、上層部だけで盛り上がり、導入対象部門と温度差が出てしまうことです。
導入対象部門からすると、導入の目的が分からず、自分たちの仕事がなくなってしまうのではないかなど、不安になってしまうことがあります。
スピード感だけを重視してしまい、導入対象部門を無視して体制を構築してしまうと期待していたほどの効果が出なかったり、
最悪の場合、協力が得られないことさえ考えられます。
RPA導入では導入対象部門の協力は必要不可欠なものです。
そうならないためにも、上層部や促進担当者、導入対象部門、全社を挙げて意識を一致させることが必要になります。
導入の目的は何かということを理解してもらい、不安を取り除き現場にとってメリットが大きいということを認識してもらうことが重要です。
社内全体を巻き込んで、RPAプロジェクトを推進していくと、RPAツールに対してネガティブになることなく、前向きな導入ができるのではないでしょうか。
セミナーなどを受けてみよう!
導入の際に検討ツールはいくつか上がってくると思います。
その際に社内ソフトとの相性や、使用する人との相性などもあります。
実際RPAツールに触れる機会を作りましょう。
触れてみることで、新たな知識を得ることが出来、具体的な計画も立てやすくなるはずです。
各社、ハンズオンセミナーやWebセミナー、無料の体験版の配布など行っていますので、しっかりと情報収集しておきましょう。
RPA導入まとめ
導入に向けてのポイントをご紹介してきましたが、導入前に準備しておくことで、RPAの効果を最大限に発揮してくれます。
RPAはいま注目を集めていて、いい面に目が行きがちですが、ロボットに確実に仕事をさせるのは人の仕事だということを忘れてはいけません。
準備をしっかり行い、最小限のコストで最大限の効果を発揮させていきましょう。