特に業務内容には支障が出ていなくても意外とPCには支障が出ている可能性があります。
WindowsのPCの場合を今回はご紹介していきます。
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Windowsのバージョンアップ
ソフトウェアにはどうしてもバグがつきものでWindowsも例外ではありません。
Windows8.1以前は自動的に更新されてしまうことを嫌う人が多くWindows Updateを有効・無効を設定することが可能でした。
ですが、Windows10では自動的に有効になり、GUI操作で無効にすることは出来なくなりました。
セキュリティの事故が多発している近年、セキュリティの修正が行われないと自分が被害を受けるだけでなく、他人を攻撃するための「踏み台」になってしまう可能性もあります。
明らかに落ち度のある設定のPCが踏み台になった場合、踏み台による攻撃をされた被害者から管理責任を問われることも指摘されているようです。
多くのリスクを考えるとWindows Updateを無効にできなくなったことも納得できます。
Windows10を使用していれば自動的にWindows Updateが実行されるならいいじゃないかと思う人もいらっしゃると思います。
まずWindows Updateは機能更新プログラムとセキュリティ更新プログラムと2種類あります。
機能更新プログラムは毎年3月と9月ごろ大きな機能更新プログラムがリリースされ、バージョンが更新されます。
これは、システムに大きく変更がかかるため、社内で使用しているソフトに影響が出る可能性があるので、リリースされるという情報はいち早くキャッチしておくべきです。
容量が大きい為、一斉にダウンロードが走ってしまうと、社内の通信に影響が出ることがあります。
知らぬ間にバージョンが上がってしまい、社内使用PCの全機でソフトが動かなくなったということや通信速度が落ちて業務に支障が出るということは避けなくてはいけません。
Windows10 Pro以上のエディションであればダウンロードのタイミングを少しだけ制御することが可能です。
セキュリティ更新プログラムはアメリカ時間の毎月第2火曜日にリリースされるプログラムです。
これは適用してもバージョンは変わらず、OSビルドが更新されます。
OSビルドはプログラムが書かれたテキストファイルを実行ファイルに変換する処理です。
ソフトウェアに機能を追加したりセキュリティを高める修正を加える場合、もちろん記述を追加することになります。
そしてそのプログラムを「ビルド」処理によって実行ファイルに変換して使うことになりますがこの時に「ビルド」に番号を付けて管理しています。
OSビルドが同じということはそのソフトウェアは全く同じであるということになります。
自動的でアップデートはかかりますが、PCによってインストールのタイミングが違うため意外と上がっていないPCもあるため、その確認は必要になります。
上がっておらず、セキュリティの穴にならないようしっかり管理しておきましょう。