「働き方改革」が進められている今、新たな働き手として注目されているのが「デジタルレイバー」つまりRPAです。
人材不足や過重労働の解決策としても、RPAはとても大きな役割を果たすと期待されています。
今回はRPAが注目を集めている理由について説明していきます。
※RPAについて詳しくはこちらから
政府による「働き方改革」推進
近頃、働き手がそれぞれの事情に応じた多様で柔軟な働き方を、働き手自身が「選択」できるようにするための改革「働き方改革」が推進されています。
働き方改革の一環として、テレワークを取り入れる会社も増えてきています。
ただ、働き手が柔軟な働き方を選択するためには、会社の理解や生産性向上が求められます。
現実は労働人口不足などの理由で、働き方改革を取り入れている会社はそれほど多くはありません。
働き手が自由な選択をできるような「労働力」や「生産性」がどこの会社でも不足しているのが現状です。
特に労働人口減少は国内全体で、とても深刻な問題となってきています。
そこで、今「ヒト」に代わる新たな労働力として「デジタルレイバー」が注目されています。
毎日のルーティンワークや事務作業をRPAが代行することで、「ヒト」はより価値の高い業務を行うことができ、生産性向上が期待できます。
また、日々の雑務、ルーティンワークをRPAが代行することで、労働時間短縮に繋がり、テレワークや時短勤務など個々にあった働き方を選択できるようになります。
このようにRPAは働き方改革を進める上で欠かせないツールであり、注目を集めています。
世界的なRPA流行
海外ではより早くRPAが導入され、注目されていました。
日本と比べて、海外の企業は業務効率化の意識が高く、さまざまな企業でRPAが取り入れられています。
2025年までには全世界の1/3の業務がRPAによって代行されると予測されています。
日本でも2016年ごろよりRPAが取り入れられ、国産RPAの普及など業務効率化の動きが進められています。
今後さらに海外で業務効率化が促進することで、国内でもRPAの発展が期待されています。
AIブーム
いま、テレビなどでも頻繁にAIという言葉を耳にします。
RPAという言葉を知らない人はたくさんいますが、AIという言葉を聞いたことがない人はほとんどいないでしょう。
日常業務にもAIを取り入れていくことが期待されていますが、様々な業務をAIで担うことは簡単なことではなく、運用までに時間がかかってしまいます。
そのため、決まったルールがあれば業務を自動化できるRPAの普及が進められています。
RPAも将来的にAIと連携することが期待されていて、AIと連携をすれば業務プロセスの分析や改善、例外的なエラーに対する意思決定までも自動化できるとされています。
今後AIブームの発展に伴い、RPAという言葉がどんどん広まっていくと考えられています。