近頃、労働生産人口の減少が、問題視されており、中小企業では従業員の確保も以前より難しい状況で、こういった問題を解決するためにはITの活用が必須条件になってきます。
その中で注目を集めているのが、RPAやBPOになります。
今回はBPOについてご紹介していきます。
BPOとは
BPOとは、ビジネスプロセスアウトソーシングの略で、厳密にいうとアウトソーシングの一種ですが、通常のアウトソーシングとは少し異なってきます。
一般的なものは自社業務を委託するだけですが、BPOでは業務設計から効果分析、改善案実行による効率化まで一括して外部業者に任せるという点です。
以前は自社で、出来ない業務だけを単体で提供する業者がほとんどでした。
しかし、ニーズや経営環境が常に変化している近頃においては、変化により柔軟に対応できる、専門性の高い一貫したソリューションが必要とされています。 そのため、従来のアウトソーシングに加え、専門性の高い業務を一括して提供するBPOとサービスが誕生しました。
BPOの進化
1990年頃に誕生したBPOは第一段階から第四段階に分けられます。
第一段階 コスト削減のみを目的
第二段階 海外のBPOサービスに移管するグローバルデリバリー
第三段階 プロセスの効率化を重視
第四段階 コスト削減とイノベーションの実現
今後出てくるであろう第五段階、第六段階では更なる飛躍が予想されています。 代表的なBPO業務はマーケティング・印刷・物流・経理・人事・社員教育サービスなどがあります。