IoTとは
Internet of Thingsの略でモノのインターネットと呼ばれています。
以前はインターネットといえばパソコンという時代でしたがスマートフォンやタブレットが普及して以降、インターネットに接続されるデバイスは広がってきました
YouTubeのような動画サイトを見れるテレビやレシピ提案や興味期限を管理してくれる冷蔵庫などこれまでの電化製品にも広がっており
これがまさにIoTであるといえます。
IoTは電化製品だけでなく様々なモノがネットワークにつながる社会がやってくると言われています。
IoTで実現できること
IoTで実現できることといえば
- モノから情報を取得
- クラウドへのデータ蓄積
- 人へのフィードバック
が挙げられます。
実際の実用例を紹介していきます。
IoTと製造業
機械整備では元々、担当者の目視チェックなどで異常を見つけていました。
目視チェックでは見落としなどのリスクが高くなり、監視にも限界があります。
IoTを導入することで生産中の異常がリアルタイムに検出・通知が可能になり、
即時対応ができるようになります。
早期発見が出来るようになることによって、損害を最小限に抑えることが可能になります。
IoTとドローン
農業の分野では、人口減少の影響で人手不足に対応しつつ生き残っていくために必要なってくるのが、これまであまり活用されてこなかった先端技術を取り込み生産性向上や販促活動に利用していくことです。
ドローンを活用することによって広い範囲でのデータを得ることが可能になり人工衛星を利用するより手軽に利用できることがメリットになります。
日本はアメリカに比べて中小規模の農地が多いということがあり、ドローンを利用した精密農業に向いているという分析も出ているそうです。
- マルチスペクトルカメラを使って農作物の健康状態を表す指標を求める
- 赤外線カメラを搭載して土壌や作物の温度状態を観測する
更にこれまでは人が散布していた農薬散布をドローンで行うことが可能になります。
アメリカのようにセスナ機で一気に農薬散布することは日本では現実的ではありません。
しかし、ドローンでは狭い範囲に正確に農薬散布が可能で、騒音も少ないことがメリットに挙げられます。
ドローンを活用して作られたドローン米も発売されています。
IoTと自動運転
自動運転とIoTの仕組み
- 車載センサーから位置、速度情報、走行環境などを取得
- 情報をクラウドへ送信
解析結果を車へ伝える クラウドへ送信した情報は、AI(人工知能)が解析し、その車の走行環境と走行状態を照らし合わして安全な運転の指示を送っていきます。
IoTと回転寿司
今では常識になった回転すしでのお皿のICタグですがこれもIoTといえます。
ICタグによって品質が管理され、古くなったお寿司を自動的にレーンから外し、商品の最適化と業務、売り上げの最適化に貢献しています。
それまで職人のカンに頼っていたお寿司をIoTによって数値化して、顧客も企業も得をする環境の構築に成功しています。
IoTまとめ
このように業界問わずIoT活用が進んでおり、今後ますます勢いは加速していくことが予想されています。
IoTが医療現場での活用が進めば遠隔治療も可能になっていきます。
寝たきりで通院が難しい人や災害時の診察にも役立つとされています。
IoTとAI・5Gなど最新技術が併用され、自動運転や家電など、少しずつ私たちの生活が便利に変わっていくのではないでしょうか。