RPAとRDA
RPAとRDAとは RPAは以前ご紹介しましたが、RDAというのは聞いたことはありますか? RPAツールは大きく分けると2種類あり、サーバー型とデスクトップ型に分けられます。 このサーバー型のことをRPA(Robotic Process Automation)と呼び「作業の工程をロボットが自動的に処理する」と言う意味を持たせます。 RPAではサーバーと各PCのデスクトップに配置した複数のロボットファイルに対し、管理ツールを用いて管理しておき、ロボット実行の際はサーバー側のロボットファイルを呼び出す仕組みになっています。 対してデスクトップ型のことをRPAと区別したRDA(Robotic Desktop Automation)と呼び「デスクトップで行われる作業をロボットが自動的に処理する」と意味を持たせます。 RDAは管理ツールやサーバーが無く、特定のPCにインストールして、そのPCのみで使用します。 RPAの場合はロボットが自動処理する範囲が「作業の工程」ということなので、広い意味でとらえるとRPAの中にRDAが含まれています。 RPAとRDAの違い RPA サーバーにロボットがインストールされているため、サーバーが管理する複数のロボットに対して作業の指示を出すことができ、多くの処理が可能になります。 RDA PC1台に対してロボットを1台インストールする形になります。 これによって、デスクトップの事務作業は円滑に進められるようになりますが、例えばRDAで企業全体の事務作業を自動化する場合には、PCの台数分のロボットを用意する必要があります。 RPAとRDAのメリット RPAのメリット プロセスのすべてを人の介入を必要としない場合は100%自動化が可能 同様の業務が複数部署で行われる場合や該当業務の担当者が多い場合など、広範囲に有効 操作タイミングをスケジューラーで管理することが可能 社内ガバナンスを効かせやすい RDAのメリット 業務処理の過程において意思決定や判断のために人による作業が介入するケースへの対応が可能になります。 個人のデスクトップ上で稼働するので、幅広い業務への適用が可能 対象業務あたりのコスト削減効果は小さいかもしれないですが幅広い業務への適用が可能 比較的導入コストを抑えられる RPAとRDAまとめ 細かく分ける必要が無い場合は、RDAも「RPA」と一括して呼ばれることが多いですし、RDAを使わずにデスクトップ型RPAという言い方が主流になりつつあるように思います。 RPAでもRDAでも、社内に合ったRPAツールを用いての業務自動化をお勧めします。